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CY8CMBR3116を用いて実機評価をしています。
EZ-Click上でScan Periodを500ms、State timeoutを0、Debounceを3に設定しています。
GUI上ではSubsequent Response Time(Rcbt)が60ms、Initial Response Time(Rfbt)が560msと表示されており、
初回タッチ時にはActiveになるには560msかかるものの、Activeステートにいる間は次のタッチが
60msになる、という設定になっているかと思います。
ところが、実機上では2回目以降のタッチも500ms以上かかっています。
(正確に計測しているわけではないので500msなのか560msなのかはわかりませんが、
明らかに60msではない挙動です)
State timeoutが0の設定の場合、Activeステートは規定の20ms経過後すぐに抜け、
Look-for-Touchステートに移行するのでしょうか。
それが正しいとすると、EZ-Click上の表示値が間違っている、という理解で正しいでしょうか。
また、その場合のRfbt、Rcbtは実際の値はいくつになるのでしょうか。
以上です。
Solved! Go to Solution.
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PSoC 4 Architecture
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ご連絡が遅くなり、申し訳ございません。
先ず、State timeoutはデバイスがlow-powerモードに切り替わる(Active state-> Look-for-touch state)時のタイムアウトになります。
次にDebounceが3を設定されているのでRcbt = (Active Scan Period) x Debounceで表示通り60msになります。
State timeout=0の場合、MBR3は<20ms後にActive modeからLook-for-Touch stateに遷移します。また、Look-for-Touch stateでのscan periodは今回500msを設定されているので、Look-for-Touch stateで、もしタッチした場合、Look-for-Touch stateからActive stateに遷移するのに少なくとも500ms掛かり、次にRcbt=60msが必要になるので初回タッチに関してRfbtは少なくとも560msになります。
初回タッチ後、センサーにタッチし続けた場合、レスポンス時間はRcbtになりますが、一度センサーから指を外した場合、MBR3は20msでLook-for-touch stateに遷移してしまいます(State timeout=0なので)。この場合次のタッチの検知に対しても少なくとも560msが必要になります。
要約いたしますと
1)もしタッチし続けた(センサーから指を離さない)場合、Rfbt及びRcbtは表示通りの値になります。
2)もしセンサーをタップした場合、その都度Look-for-tach stateからActive stateの遷移及び、Rcbtで合計少なくとも560msが検知に必要になります。
更にRfbt=560msは理想値です。
実際にはスキャン周期としてHardware scan time + CPU Process time + Rest Timeが考えられるのですが、センサータッチとスキャンのタイミングによっては初回タッチの検知まで560msより長い場合があります。
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先ず、State timeoutはデバイスがlow-powerモードに切り替わる(Active state-> Look-for-touch state)時のタイムアウトになります。
次にDebounceが3を設定されているのでRcbt = (Active Scan Period) x Debounceで表示通り60msになります。
State timeout=0の場合、MBR3は<20ms後にActive modeからLook-for-Touch stateに遷移します。また、Look-for-Touch stateでのscan periodは今回500msを設定されているので、Look-for-Touch stateで、もしタッチした場合、Look-for-Touch stateからActive stateに遷移するのに少なくとも500ms掛かり、次にRcbt=60msが必要になるので初回タッチに関してRfbtは少なくとも560msになります。
初回タッチ後、センサーにタッチし続けた場合、レスポンス時間はRcbtになりますが、一度センサーから指を外した場合、MBR3は20msでLook-for-touch stateに遷移してしまいます(State timeout=0なので)。この場合次のタッチの検知に対しても少なくとも560msが必要になります。
要約いたしますと
1)もしタッチし続けた(センサーから指を離さない)場合、Rfbt及びRcbtは表示通りの値になります。
2)もしセンサーをタップした場合、その都度Look-for-tach stateからActive stateの遷移及び、Rcbtで合計少なくとも560msが検知に必要になります。
更にRfbt=560msは理想値です。
実際にはスキャン周期としてHardware scan time + CPU Process time + Rest Timeが考えられるのですが、センサータッチとスキャンのタイミングによっては初回タッチの検知まで560msより長い場合があります。
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ご返信ありがとうございました。
丁寧な回答ありがとうございます。理解できました。