USB Type-C コネクタに必要な終端抵抗 – Community Translated (JA)
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質問:USB Type-C コネクタに内蔵されている終端抵抗 Rp, Rd, Ra にはどのような意味がありますか?
Rp, Rd, Ra に使用されている抵抗の値を教えてください。
回答:ホストコンピュータのような、Downstream facing port (DFP) には、そのCCピン (CC1 と CC2)にプルアップ終端抵抗 Rp があります。周辺機器のような、Upstream facing port (UFP) には、CC ピンにプルダウン終端抵抗Rd があります。これらCCピン上の Rp, Rd 終端抵抗の目的は DFP to UFPコネクションを特定することと、通信に使用される CC ピンを特定することです。そのために、DFP は両方の CC ピンから自らの CC ピンの未終端時の電圧より低い電圧になるものを監視します。
UFP の Rd の値は5.1 kΩに固定されています。下記テーブルに、 Type-C ポートの電流供給能力と Rp に接続されている電圧に基づいた DFP の Rp の値を示します。
| 4.75 V – 5.5 V でのプルアップ抵抗 | 3.3 V ± 5% でのプルアップ抵抗 |
デフォルトUSB 電力 | 56 kΩ ± 20% | 36 kΩ ± 20% |
1.5 A at 5 V | 22 kΩ ± 5% | 12 kΩ ± 5% |
3.0 A at 5 V | 10 kΩ ± 5% | 4.7 kΩ ± 5% |
DFP に電力の供給が必要なことを知らせるために、Type-C ケーブルはプルダウン終端抵抗 (Ra) をVCONNピンに持つ必要があります。
DFP は Rd と Ra の存在の有無を検出して UFP がアタッチされているか、どこにVCONN を供給するかを判断する必要があります。Ra が検出されない場合、DFP はVCONN を供給する必要はありません。
| 最小インピーダンス | 最大インピーダンス |
Ra | 800 Ω | 1.2 kΩ |
Cypress の CCG1および CCG2 デバイスには、コネクション検出フェーズが終了後に、Type-C システムの総電力消費を低減するために、Ra 抵抗を外す機能があります。