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PSoC 4 / PSoC 6 MCU でクロック周波数をソースクロックの分数値設定にする - KBA229104 - Community Translated (JA)
Community Translated by MoTa_728816 Version: **
クロック周波数の設定には下記の二つの手法のどちらかを使用できます:
- 1. オートモード: 図 1 のように周波数を直接 Frequency タブ内で入力する。
図 1. オートモードでクロック周波数を設定する
- 2. マニュアルモード:図 2 のように分数分周器 (fractional divider) と分周器 (divider) を使用する。
図 2. マニュアルモードでクロック周波数を設定する
オートモードでは、整数値での除算から求められた周波数を設定する場合には問題は起こりません。しかし、分数分周によって得られた周波数を設定した場合、Use fractional divider チェックボックスを有効にするか否かにかかわらず正しく設定されません。分数分周器を使用せずに得られた一番近い周波数が適用されます。
例えば、ソースクロックが 50MHz のとき、 25MHz の周波数は正しく設定されます、それは 整数 2 による分周で得られる周波数であるためです。
しかし、32 MHz の周波数を選択すると、再び 25MHz (50 MHz / 2) に設定されてしまいます、それが分数分周器を使用せずに得らえる周波数の中でもっとも近い周波数であるため (25 MHz (50 MHz / 2) は 50MHz (50 MHz / 1) や 16.67 MHz (50MHz / 3) よりも 32 MHz に近い) です。
これはオートモードが選択されると分数分周器が使用されないからです。
ワークアラウンド:
分数分周器を使用するためには、マニュアルモードを使用して分周値と分数分周値を設定してください。
分周値を目的の周波数以上で一番近い周波数になるように設定してください。例えば、目的の周波数が 32MHz でソースクロックの周波数が 50MHz の場合、分周値は 1 に設定します。
分数分周値を下記の等式に従って設定してください。
ここで Required Frequency : 目的の周波数、Source Frequency : ソースクロックの周波数、Divider Value : 分周値、Fractional Divider Value : 分数分周値
したがって、32 MHz の場合、分周値は 1 、分数分周値は 18 となります。
クロック分周器 (divider) と分数分周器 (fractional divider) の詳細については、各デバイスの Architecture TRM をご参照ください。
注意:
PSoC 4 デバイスでは、図 3のように、Source が <Auto> に設定されている場合、Divider 設定オプションは表示されません。
図 3. Source が <Auto> に設定された場合の Clock 設定
適切なソースクロックを選択してください。図 4 のように Divider と Use fractional divider オプションが表示されます。
図 4. Source が適切なクロックに設定された場合の Clock 設定