PSoC 4 BLE - 256KB V1 (Bluetooth 4.1) から256KB V2 (Bluetooth 4.2) デバイスへの移行– KBA226906 - Community Translated (JA)
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質問:
PSoC® 4 BLEの256KB V1 (Bluetooth 4.1) から256KB V2 (Bluetooth 4.2) デバイスへの移行が必要な理由を教えてください。
回答:
2019年1月に、Bluetooth SIGはBluetooth仕様v4.1を正式に廃止しました。Bluetooth仕様v4.1の廃止は、新しいBluetooth設計では廃止仕様を使用できないこと、新しい設計ではアクティブなBluetooth仕様に対応するシリコンソリューションを使う必要があることを示しています。そのためサイプレスは、お客様がBluetooth v4.1認定シリコンデバイス (このドキュメントではV1と呼ばれる) からBluetooth v4.2認定シリコンデバイス (V2と呼ばれる) に簡単に移行できるように、このナレッジベース記事を提供します。サイプレスは、この記事で説明するBluetooth v4.1デバイスごとに互換性のあるドロップインのシリコンオプションを提供しています。これらのデバイスのサイプレスの製品終了通知については、PTN191207を参照してください。
質問:PSoC 4 BLEの256KB V1 (Bluetooth 4.1) から256KB V2 (Bluetooth 4.2) デバイスへの移行方法を教えてください。
回答:サイプレスは、生産中のすべてのBluetooth v4.1デバイスに互換性のあるドロップインのBluetooth v4.2シリコンデバイスを提供します。
PSoC 4-BLE 256KB v4.1シリコンデバイスおよび同等のPSoC 4-BLE 256KB v4.2デバイスのリストは、表1を参照してください。
以下の手順に従って、PSoC 4-BLE 256KB v1デバイスをV2デバイスへ移行してください。
ステップ1: V1デバイスを特定する
表1を使用して、「V1」列から使用しているデバイスを見つけてください。「V2」列には、同等のv4.2デバイスが表示されています。
注: テープアンドリールのパッケージオプションは表示されていません。(注文部品番号の末尾に「T」が含まれます)
表1. PSoC 4-BLE 256 KB V1とV2デバイス
デバイス MPN | シリーズ | パッケージ | |
V1 (Bluetooth 4.1) | V2 (Bluetooth 4.2) | ||
CY8C4128FNI-BL443 | CY8C4128FNI-BL543 | PSoC 4100 BLE | 76-WLCSP |
CY8C4128FNI-BL453 | CY8C4128FNI-BL553 | PSoC 4100 BLE | 76-WLCSP |
CY8C4128FNI-BL463 | CY8C4128FNI-BL563 | PSoC 4100 BLE | 76-WLCSP |
CY8C4128FNI-BL473 | CY8C4128FNI-BL573 | PSoC 4100 BLE | 76-WLCSP |
CY8C4128FNI-BL483 | CY8C4128FNI-BL583 | PSoC 4100 BLE | 76-WLCSP |
CY8C4128FNI-BL493 | CY8C4128FNI-BL593 | PSoC 4100 BLE | 76-WLCSP |
CY8C4128LQI-BL443 | CY8C4128LQI-BL543 | PSoC 4100 BLE | 56-QFN |
CY8C4128LQI-BL453 | CY8C4128LQI-BL553 | PSoC 4100 BLE | 56-QFN |
CY8C4128LQI-BL463 | CY8C4128LQI-BL563 | PSoC 4100 BLE | 56-QFN |
CY8C4128LQI-BL473 | CY8C4128LQI-BL573 | PSoC 4100 BLE | 56-QFN |
CY8C4128LQI-BL483 | CY8C4128LQI-BL583 | PSoC 4100 BLE | 56-QFN |
CY8C4128LQI-BL493 | CY8C4128LQI-BL593 | PSoC 4100 BLE | 56-QFN |
CY8C4248FNI-BL443 | CY8C4248FNI-BL543 | PSoC 4200 BLE | 76-WLCSP |
CY8C4248FNI-BL453 | CY8C4248FNI-BL553 | PSoC 4200 BLE | 76-WLCSP |
CY8C4248FNI-BL463 | CY8C4248FNI-BL563 | PSoC 4200 BLE | 76-WLCSP |
CY8C4248FNI-BL473 | CY8C4248FNI-BL573 | PSoC 4200 BLE | 76-WLCSP |
CY8C4248FNI-BL483 | CY8C4248FNI-BL583 | PSoC 4200 BLE | 76-WLCSP |
CY8C4248FNI-BL493 | CY8C4248FNI-BL593 | PSoC 4200 BLE | 76-WLCSP |
CY8C4248FNQ-BL483 | CY8C4248FNQ-BL583 | PSoC 4200 BLE | 56-QFN |
CY8C4248LQI-BL443 | CY8C4248LQI-BL543 | PSoC 4200 BLE | 56-QFN |
CY8C4248LQI-BL453 | CY8C4248LQI-BL553 | PSoC 4200 BLE | 56-QFN |
CY8C4248LQI-BL463 | CY8C4248LQI-BL563 | PSoC 4200 BLE | 56-QFN |
CY8C4248LQI-BL473 | CY8C4248LQI-BL573 | PSoC 4200 BLE | 56-QFN |
CY8C4248LQI-BL483 | CY8C4248LQI-BL583 | PSoC 4200 BLE | 56-QFN |
CY8C4248LQI-BL493 | CY8C4248LQI-BL593 | PSoC 4200 BLE | 56-QFN |
CY8C4248LQQ-BL483 | CY8C4248LQQ-BL583 | PSoC 4200 BLE | 56-QFN |
CY8C4248FLI-BL483 | CY8C4248FLI-BL583 | PSoC 4200 BLE | 76-WLCSP (thin) |
CYBLE-212019-00 | CYBLE-212020-01 | PSoC 4200 BLE Module | 31-SMT |
CYBLE-214009-00 | CYBLE-214015-01 | PSoC 4200 BLE Module | 32-SMT |
CYBLE-222005-00 | CYBLE-222014-01 | PSoC 4200 BLE Module | 22-SMT |
CYBLE-224110-00 | CYBLE-224116-01 | PSoC 4200 BLE Module | 32-SMT |
PSoC Creator™プロジェクトを利用されている場合、次の手順から使用されているV1デバイスの情報を確認できます。
1. PSoC Creatorの最新バージョンでプロジェクトを開きます。推奨されるバージョンはPSoC Creator 4.2以降です。デバイスによっては、PSoC CreatorがObsotete Deviceのポップアップウィンドウを表示する場合があります。現在のデバイスとして指定されているデバイスが表1の「V1」列にある場合、廃止されたV1デバイスを使っています。「ステップ2. 適切なV2デバイスを特定する」へ進んでください。
図1.Obsolete Device ポップアップ表示
2.「Obsotete Device」ダイアログが表示されなかった場合、PSoC Creator IDEウィンドウでプロジェクトが開きます。Workspace Explorerパネルの中に、プロジェクト名と一緒に表示されているデバイスの部品番号が表示されます (図2を参照してください)。このデバイスが表1の「V1」列にある場合は、V1デバイスを使用しています。「ステップ2. 適切なV2デバイスを特定する」へ進んでください。
図2. Workspace Explorerのデバイス名
ステップ2. 適切なV2デバイスを特定する
表1の「V2」列は、対応するV1デバイスのパッケージ互換およびピン互換のV2対応品を示します。
表1に示す「V2」デバイスは、同等の「V1」デバイスとの形状適合機能互換のシリコンデバイスです。正確な形状適合機能の「V2」に置き換えるためには、表1の「V2」デバイスに注意してステップ3へ進んでください。
フットプリントの互換性のあるソリューションのみ必要で、機能差に問題がない場合は、同じパッケージタイプが示されている任意のデバイスから選択できます。図5に示すようにフィルターをBluetooth = 4.2に設定して、PSoC Creator内のDevice Selectorも使用できます。この画面では、すべてのV2デバイスを表示し、列を使用して機能を比較して、要件に一致するデバイスを特定できます。フットプリントの互換性のために、「Package」列は現在の「V1」デバイスと一致するパッケージでフィルターする必要があることに注意してください。
ステップ3. PSoC Creatorプロジェクトを更新する
このステップは、V1デバイス用のPSoC Creatorプロジェクトを利用して、V2デバイスを使用するように更新する手順を示します。
1. PSoC Creatorの最新バージョンで現在のプロジェクトを開いてください。推奨されるバージョンはPSoC Creator 4.2以降です。
2. 図3に示すように「Obsolete Device」ポップアップが表示された場合は、(choose another replacement)をクリックしてください。これにより、Device Selectorウィンドウが開きます。ステップ4へ進んでください。
図3. Obsolete Device ウィンドウ
3.「Obsolete Device」ウィンドウが表示されなかった場合、プロジェクトは引き続きPSoC Creator IDEで開きます。図4に示すように、Workspace Explorerでプロジェクト名を右クリックし、Device Selectorを選択してください。
図4. Device Selectorを開く
4. 図5で示すようにフィルターを変更してV2デバイスを選択してください。
- Flash (KB) = 256と、Bluetooth = 4.2のフィルターを使用してください。これによりリストが絞り込まれ、PSoC 4 BLE 256KB V2 (Bluetooth 4.2デバイス) のみが表示されます。
- ステップ2で特定したV2デバイスをリストから選択してください。
- OKをクリックして選択を適用してください。
図5. V2デバイスを表示するDevice Selectorフィルター
5. BLEコンポーネントを最新バージョンに更新してください。
- プロジェクト名を右クリックして、Update Componentsを選択してください。
図6. Update components
B. BLEコンポーネントのNew Versionドロップダウンリストを使用して利用可能な最新のBLEコンポーネントバージョンを選択し、Nextをクリックしてください。
図7. BLEコンポーネントを利用可能な最新バージョンへ更新
C. 必要に応じて、Create workspace archive before updating オプションを選択して現在のプロジェクトのバックアップアーカイブを作成してください。Finishをクリックしてコンポーネントの更新をプロジェクトに適用してください。
図8. コンポーネント更新完了
6. Build > Clean and Build <project name> を使用して、プロジェクトをビルドしてください。Output Consoleでビルドが成功したことを確認してください。
これでプロジェクトがV2デバイスに正常に移行されました。