電圧が不安定な時の 65-nm フラッシュ ファミリの挙動について - KBA219071 - Community Translated (JA)
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Translation - English: 65-nm Flash Family Behavior During Voltage Irregularities - KBA219071
質問:
システムが不安定な電圧に遭遇した場合、どのようなことを考慮したら良いでしょうか?
回答:
ケースバイケースです: 無視しても良い場合もありますし、パワーオンリセット (POR) やその代替となる POR に似た回復処理が必要になる場合もあります。
通常、20 ns 未満のオーバーシュートやアンダーシュートは フラッシュメモリに認識されません。しかし、その他の電圧降下や電力低下は、然るべき回復処理が必要になります。
電力低下/ 電圧降下の規定
もし電圧の揺らぎが VLKO よりも高い範囲に収まっていた場合、部品は通電されていると認識され VCC が通常動作電圧に復帰すると正常に動作します。
しかしフラッシュの電源電圧が VCC ロックアウト (VLKO) 未満に落ちると、フラッシュは電源オフになったものと認識されます。この場合のベストプラクティスは完全な POR 処理を行うことです。これは Cypress のフラッシュデバイスでは VCC が再度上昇して通常動作範囲に入ったときにデバイスを正しく初期化するために、電源電圧、VCC, が tPD の期間 VRST 未満の電圧に落ちる必要があるということです。他の形式のリセット、RESET# ラインをトグルしたり、ソフトウェア リセット コマンドを発行することは POR リセットとは異なり、この状況下でのリセットとしては適切ではありません。
65-nm HyperFlash™ や HyperRAM™ メモリなど、一部の Cypress NOR フラッシュメモリは ディープ パワー ダウン (DPD) をサポートし、これは POR の代替手段の一部として使用することが可能です。そのため、VCC が VLKO 未満に降下して再び VCC が通常動作電圧に復帰するまでに POR を完了できないような電圧降下では、下記のワークアラウンドに従うことが可能です:
VCC > VCC(MIN) の期間、以下を実行します:
- ハードウェア リセットを発動するために RESET# をトグルします。
- DPD Entry コマンドを実行します。
- RESET# を介して DPD モードから抜け出します。
この復帰方法は DPD モードをサポートするすべての パラレル NOR、シリアル NOR、HyperFlash、HyperRAM において正当な POR と完全に同等です、
ただし シリアル NOR フラッシュの S25FS-S ファミリは DPD モードからの退出で POR のような完全なパワーアップ処理が行われないので例外となります。