Community Translations - IGBTs: Loss calculation in an SPWM voltage source converter topology based on Infineon IGBT FF1200R12IE5P – KBA236569

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Dear Supporter

I want to translate the following KBA. Please confirm to my work.

IGBTs: Loss calculation in an SPWM voltage source converter topology based on Infineon IGBT FF1200R12IE5P – KBA236569

Regards,

Kazuki

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Dear Bindu

The following shows the translation version of the targeted KBA.

Please confirm and double check.

Regards,

Kazuki Harada

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

IGBTs:Infineon IGBT FF1200R12IE5Pに基づくSPWM電圧源コンバータ・トポロジーにおける損失計算 – KBA236569

Version: **

注:本記事と合わせて、以下の記事もご参照ください:

  1. KBA236566: SPWM電圧源コンバータのInsulated Gate Bipolar Transistor(IGBT)損失計算と接合部温度の推定について説明しています。
  2. KBA236568: SPWM電圧源コンバータのIGBTの損失を計算する簡単な方法について説明しています。

この記事では、インフィニオンのIGBT FF1200R12IE5Pが損失計算に考慮されています。最悪の場合の損失計算は、全負荷と125℃の接合部温度で行われます。表1に示す設計パラメータで,500kVAのSPWM電圧源インバータが考慮されています。

表1 インバータのパラメータ

パラメータ
インバータ出力 500
DCリンク電圧(Vdc 700 V
インバータ出力電圧 Vrms, out (L-L) 415 V
スイッチング周波数(Fsw

1350 Hz

デッドタイム(td

2 µs

力率 (Փ)

0.8

全負荷実行ライン電流は

KaHa_6814082_0-1681438209363.png

最大可能変調指数(m)は

KaHa_6814082_1-1681438287549.png

伝導損失とスイッチング損失を計算するには、まずIGBTとダイオードの平均電流と実効電流を導き出す必要があります。

KBA236568の式8より、IGBTの平均電流は

KaHa_6814082_2-1681438432574.png

KBA236568の式9より、IGBTの実効電流は

KaHa_6814082_3-1681438484699.png

同様に、

KBA236568の式11より、ダイオードの平均電流は

KaHa_6814082_4-1681438570452.png

KBA236568の式12より、ダイオードの実効電流は

KaHa_6814082_5-1681438654537.png

KaHa_6814082_6-1681438680173.png

図1 IGBTの出力特性

 

KaHa_6814082_7-1681438728276.png

図2 IGBTのスイッチング損失

125℃、Rg,on = Rg,off = 0.82 ΩにおけるIGBT FF1200R12IE5P(図1図2)。

表2 IGBTのパラメータ

パラメータ
VCEO

0.78 V

RT 1.09 mΩ
Eon

31 mJ

Eoff 35.6 mJ

オン抵抗RTと閾値電圧VCE0は、図1に示すようにIGBTの出力特性から実効電流値を中心に決定されます。

ターンオン損失(EOn)とターンオフ損失(EOff)は、図2に示すようにIGBTスイッチング損失エネルギー曲線から平均電流で推測されます。

同様に、

RDVD0は、それぞれ図3図4に示すように、ダイオードの実効電流とダイオード平均電流での回復エネルギー(Erec)を中心に決定されます。

KaHa_6814082_6-1681452990577.png

図3 ダイオードの出力特性

KaHa_6814082_7-1681453036487.png

図4 ダイオードの逆回復エネルギー

125℃、Rg=0.82 Ωにおけるダイオード(図3図4)。

表3 ダイオードのパラメータ

パラメータ
RD 1.17 mΩ
VD0 0.70 V
Erec 16.2 mJ

KBA236568の式7より、IGBTの伝導損失は

KaHa_6814082_8-1681450143444.png

KBA236568の式16より、IGBTのスイッチング損失は

KaHa_6814082_0-1681450481317.png

同様に、ダイオードの場合:

KBA236568の式10より、ダイオードの伝導損失は

KaHa_6814082_1-1681450537654.png

KBA236568の式17より、ダイオードの逆回復損失は

KaHa_6814082_2-1681450620352.png

表4 SPWM VSIの1スイッチあたりの損失計算値

IGBT ダイオード
I_igbt,avg 228.20 A

I_diode,avg

74.93 A
I_igbt,rms

434.95 A

I_diode,rms 229.67 A
IGBT 伝導損失

392.01 W

ダイオード 伝導損失

114.17 W

IGBT スイッチング損失 104.90 W ダイオード スイッチング損失

25.52 W

IGBT 全損失 496.90 W ダイオード 全損失

139.68 W

IGBTのターンオン、ターンオフ損失、伝導損失、アンチパラレルダイオード逆回復エネルギー、伝導損失は、表4に示すように計算することができます。それ以外にも、IGBTのスナバ回路損失、ゲートドライバ損失などがあります。

導通損失はコンバータの動作周波数に依存しません。しかし、スイッチング損失は、周波数に線形依存します。

表5 スイッチング損失と周波数の関係

スイッチング周波数 1350 Hz

1950 Hz

2550 Hz
IGBT スイッチング損失

105 W

151 W

198 W

ダイオード スイッチング損失 26 W

37 W

48 W

 

大電力のアプリケーションでは、低~中程度のスイッチング周波数を使用します。大電力のアプリケーションでは、大幅にエネルギーを節約することができます。また、di/dt、dV/dtが小さいため、IGBTの直列・並列接続が容易であり、電力容量の増大が期待できます。di/dt、dV/dtが小さいと、誘導回路の設計もシンプルになります。THDは高くなりますが、大容量のフィルターを使用することで軽減できます。

単相モジュール1台の全損失は

KaHa_6814082_3-1681452038501.png

三相インバータの全損失は

KaHa_6814082_4-1681452076496.png

接合部温度の上昇は

KaHa_6814082_5-1681452112237.png

注:正確な損失は、システムパラメーターの変動により常に変化します。

 Labels:  IGBT  Japanese - Community Translated

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Hi Kazuki san,

Confirm to work on this KBA

Thanks,
Bindu

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Dear Bindu

The following shows the translation version of the targeted KBA.

Please confirm and double check.

Regards,

Kazuki Harada

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IGBTs:Infineon IGBT FF1200R12IE5Pに基づくSPWM電圧源コンバータ・トポロジーにおける損失計算 – KBA236569

Version: **

注:本記事と合わせて、以下の記事もご参照ください:

  1. KBA236566: SPWM電圧源コンバータのInsulated Gate Bipolar Transistor(IGBT)損失計算と接合部温度の推定について説明しています。
  2. KBA236568: SPWM電圧源コンバータのIGBTの損失を計算する簡単な方法について説明しています。

この記事では、インフィニオンのIGBT FF1200R12IE5Pが損失計算に考慮されています。最悪の場合の損失計算は、全負荷と125℃の接合部温度で行われます。表1に示す設計パラメータで,500kVAのSPWM電圧源インバータが考慮されています。

表1 インバータのパラメータ

パラメータ
インバータ出力 500
DCリンク電圧(Vdc 700 V
インバータ出力電圧 Vrms, out (L-L) 415 V
スイッチング周波数(Fsw

1350 Hz

デッドタイム(td

2 µs

力率 (Փ)

0.8

全負荷実行ライン電流は

KaHa_6814082_0-1681438209363.png

最大可能変調指数(m)は

KaHa_6814082_1-1681438287549.png

伝導損失とスイッチング損失を計算するには、まずIGBTとダイオードの平均電流と実効電流を導き出す必要があります。

KBA236568の式8より、IGBTの平均電流は

KaHa_6814082_2-1681438432574.png

KBA236568の式9より、IGBTの実効電流は

KaHa_6814082_3-1681438484699.png

同様に、

KBA236568の式11より、ダイオードの平均電流は

KaHa_6814082_4-1681438570452.png

KBA236568の式12より、ダイオードの実効電流は

KaHa_6814082_5-1681438654537.png

KaHa_6814082_6-1681438680173.png

図1 IGBTの出力特性

 

KaHa_6814082_7-1681438728276.png

図2 IGBTのスイッチング損失

125℃、Rg,on = Rg,off = 0.82 ΩにおけるIGBT FF1200R12IE5P(図1図2)。

表2 IGBTのパラメータ

パラメータ
VCEO

0.78 V

RT 1.09 mΩ
Eon

31 mJ

Eoff 35.6 mJ

オン抵抗RTと閾値電圧VCE0は、図1に示すようにIGBTの出力特性から実効電流値を中心に決定されます。

ターンオン損失(EOn)とターンオフ損失(EOff)は、図2に示すようにIGBTスイッチング損失エネルギー曲線から平均電流で推測されます。

同様に、

RDVD0は、それぞれ図3図4に示すように、ダイオードの実効電流とダイオード平均電流での回復エネルギー(Erec)を中心に決定されます。

KaHa_6814082_6-1681452990577.png

図3 ダイオードの出力特性

KaHa_6814082_7-1681453036487.png

図4 ダイオードの逆回復エネルギー

125℃、Rg=0.82 Ωにおけるダイオード(図3図4)。

表3 ダイオードのパラメータ

パラメータ
RD 1.17 mΩ
VD0 0.70 V
Erec 16.2 mJ

KBA236568の式7より、IGBTの伝導損失は

KaHa_6814082_8-1681450143444.png

KBA236568の式16より、IGBTのスイッチング損失は

KaHa_6814082_0-1681450481317.png

同様に、ダイオードの場合:

KBA236568の式10より、ダイオードの伝導損失は

KaHa_6814082_1-1681450537654.png

KBA236568の式17より、ダイオードの逆回復損失は

KaHa_6814082_2-1681450620352.png

表4 SPWM VSIの1スイッチあたりの損失計算値

IGBT ダイオード
I_igbt,avg 228.20 A

I_diode,avg

74.93 A
I_igbt,rms

434.95 A

I_diode,rms 229.67 A
IGBT 伝導損失

392.01 W

ダイオード 伝導損失

114.17 W

IGBT スイッチング損失 104.90 W ダイオード スイッチング損失

25.52 W

IGBT 全損失 496.90 W ダイオード 全損失

139.68 W

IGBTのターンオン、ターンオフ損失、伝導損失、アンチパラレルダイオード逆回復エネルギー、伝導損失は、表4に示すように計算することができます。それ以外にも、IGBTのスナバ回路損失、ゲートドライバ損失などがあります。

導通損失はコンバータの動作周波数に依存しません。しかし、スイッチング損失は、周波数に線形依存します。

表5 スイッチング損失と周波数の関係

スイッチング周波数 1350 Hz

1950 Hz

2550 Hz
IGBT スイッチング損失

105 W

151 W

198 W

ダイオード スイッチング損失 26 W

37 W

48 W

 

大電力のアプリケーションでは、低~中程度のスイッチング周波数を使用します。大電力のアプリケーションでは、大幅にエネルギーを節約することができます。また、di/dt、dV/dtが小さいため、IGBTの直列・並列接続が容易であり、電力容量の増大が期待できます。di/dt、dV/dtが小さいと、誘導回路の設計もシンプルになります。THDは高くなりますが、大容量のフィルターを使用することで軽減できます。

単相モジュール1台の全損失は

KaHa_6814082_3-1681452038501.png

三相インバータの全損失は

KaHa_6814082_4-1681452076496.png

接合部温度の上昇は

KaHa_6814082_5-1681452112237.png

注:正確な損失は、システムパラメーターの変動により常に変化します。

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Hi  Kazuki san,

Sorry for the confusion for multiple comments.

I Confirmed to receive this KBA.

Thank you for your contribution.

Thanks,
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