Angle (Magnetic sensor) Forum Discussions

[AkUm]

TLI5012B E1000には角度方向にオフセットを設定する機能はありますでしょうか？

回転検出用磁石、又は磁気センサーICの実装がズレていた場合に角度をオフセットする機能です。

また、回転検出用磁石と磁気センサICの実装のズレの許容などがございましたら教えていただきたいです。

TLI5012B E1000 | SPI/IIF, GMR, SMD - Infineon Technologies

[TakashiO]

@AkUm 様、

弊社フォーラムをご利用いただきありがとうございます。

確認しておりますので少々お時間いただけますでしょうか。

何卒、よろしくお願いいたします。

[TakashiO]

@AkUm 様、

取り急ぎ確認できました項目について回答させていただきます。

マグネットの設置の相対誤差も含めた許容実装誤差につきましては、Datasheet　P.35の下記の表をご参照ください。
”Table 5-2 Sensor IC placement tolerances in package”

オフセットの設定に関しましては、引き続き確認中になりますのでもう少々お時間ください。

何卒、よろしくお願いいたします。

[TakashiO]

@AkUm 様、

オフセットの再設定につきまして、確認が取れましたので回答いたします。

TLI5012Bにおきましても、TLE5012Bのユーザーズマニュアルがご参照いただけます。実装後のゼロ点の再定義につきましては、同マニュアルの”6.1.4 Zero position configuration”をご参照ください。

何卒、よろしくお願いいたします。

[AkUm]

ご回答いただきありがとうございます。

もう1点質問なのですが、TLE5012BのユーザーズマニュアルP71”6.1.4 Zero position configuration”の５には

5）On every start-up of the TLE5012B, write the stored value into the ANG_BASE register. The ANG_BASE register should be written before Autocalibration is enabled (so either disable Autocalibration to write this register, or write this register within the first 120μs after a hardware reset).

と記載有りますが、

ANG_BASE　registerにオフセット値を書き込む処理はユーザーがSPIで行うものではなくハードウェアがRAMからレジスタにコピーするものであり、ハードウェアが行うためタイミングの制約はユーザーが意識する必要はないという解釈で間違いないでしょうか？

それとも電源起動の度にANG_BASE registerにオフセット値をSPI通信で書き込む必要があり、

そのタイミングは自動構成の前か、リセット後の120us以内で行わなければならないということでしょうか？

以上よろしくお願いいたします。

[TakashiO]

@AkUm 様、

後者の理解が正しいです。AutoCaliblation機能をDisableにした状態で ANG_BASE値を変更するか、リセット後120us以内に上記書き込み動作を行う必要がございます。

背景として、下記のレジスタの内容はAutoCalibration機能中で使用されておりますので、同キャリブレーション実行中に、この値の変更が外部より変更されることは望ましくないためです。

- ANG_DIR bit on MOD_2 register
- PREDICT bit on MOD_2 register
- ANG_BASE bits on MOD_3 register

詳細に関しましては、同ユーザーズマニュアルの下記の項目をご一読ください。

”Enabling/Disabling of Autocalibration”
”Changing TLE5012B default Configuration, if Autocalibration is enabled”

何卒、よろしくお願いいたします。